○   目的   滋賀県山岳連盟 山岳指導員の育成及び会員の登山技術習得

   ○    主管   滋賀県山岳連盟 指導委員会

   ○    期日   2021年1月17日 (日)  

   ○    会場   高島市マキノ高原スキー場周辺

   ○     講師   主任講師 大越久嘉(滋賀県山岳連盟指導委員長  JSPO ACコーチ2)

                   その他  指導委員会

   ○     研修内容  『冬期山岳に於ける自己防御の習得』

               ・読図、雪山の登山技術、ビーコン操作      ・自然からのリスク管理/防御技術  

               ・アイゼン歩行、滑落停止、ロープワーク等 

日程

    17(日)    8:00  開講式/オリエンテーション         

                             研修山行入山→マキノ高原スキー場付近→研修→下降→下山 

                16:00  閉講式~解散                                 

参加者

                  岳連会員   12名 
                                内スポーツ指導員義務研修受講  3名

所感
 収まるところを知らないコロナ禍の中で、開催するか滋賀岳連理事会にて再検討頂き承認を得て、
また申込者に再度参加可否の確認の連絡を行い、この研修会の開催にこぎ着けました。 

当初は比良山系での研修を計画していましたが、雪不足で急遽マキノ高原での開催に変更し、
冬型気圧配置の冬山らしい降雪のスキー場駐車場に参加者が集まりました。
 
コロナ対策として、参加者には体調問診票を提出して頂き、研修中の三密回避、マスクの着用などお願いして 開講しました。
今回の研修参加者12名は、冬山ベテランの方から初心者まで経験体験も幅広く、互いにフォローしながらの和気藹々とした雪山山行の1日になったように思います。

研修内容は、ホワイトアウトを想定した地図読図〜コンパス・GPSナビゲーション訓練、
歩行訓練、雪崩ビーコンの機能性能確認捜索訓練、
積雪状況確認のための弱層テスト、雪上でのロープワーク(アンカー設置・スタンディングアックスビレイ・コンティニアンスビレイ)など、雪山山行のおける基本的な行動パターンをなぞっての研修を行いました。 

ベテランの方々には自分のスキル確認となり、また初級初心者の方には真新しい技術習得のきっかけになったかと思います。 

最後に、現場で調達した樹木支柱で作成した簡易タンカで、要救護者を搬送する実践を行いました。
足ズボル雪の斜面を、人一人搬送することが如何に大変かを体験して頂き、今回行ったリスクを回避するためのスキルアップすることの重要性を再確認して、この研修会を無事終了致しました。 

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開講・オリエンテーション

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読図・ナビゲーション研修

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ビーコン捜索研修

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弱層テスト

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弱層テスト

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雪上でのアンカー設置研修

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雪上でのアンカー設置研修


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簡易タンカでの搬送訓練
 
参加された皆さん、お疲れさまでした。
滋賀岳連 指導委員会