2014年03月

2014年3月18日

  滋賀県山岳連盟 
山岳指導員研修会 兼 山岳技術研修会(無雪期)要綱
                        
  2014年度山岳指導員研修会(無雪期)、またあわせて山岳技術研修会を下記
 要項にて開催致します。岩稜帯のある山で実技研修を受講頂きます。
  この研修会は指導員資格者の為の年2回(無雪期、積雪期)の山岳技術研修で
 あり(義務研修)、指導者としての技術、指導力を高める事を目的としています。
 (指導員資格の更新を行なう者は、この義務研修の受講を更新までの4年の間に規
 定時間数を受けなければならない。また、更新日の6ヶ月前までに義務研修を受講
 しなければならない。)
  また、岳人としての登山技術の習得目指し、指導員資格者/一般参加者ともに
 山岳技術研修会としてご参加下さい。
             

   ○   目的   山岳指導員の育成及び会員の登山技術習得
   ○ 主催  滋賀県山岳連盟  
   ○ 主管  滋賀県山岳連盟 指導委員会
   ○ 期日   2014年5月25日(日)9:00~15:00
   ○ 会場  京都市大原 金比羅周辺
   ○ 受付  集合8:30 大原野村町 桂徳院付近観光駐車場(300円/日) 
                http://yahoo.jp/rYWTdC
   ○ 参加費  指導員  未研修2000円、研修済み1000円 
          一般会員 1500円   岳連非会員 2000円
   ○ 講師   主任講師 山本一夫(滋賀県山岳連盟指導委員
               大越久嘉(滋賀県山岳連盟指導委員長)
           講師  藤堂 保(副理事長)・松下征文(副理事長)
               その他 指導委員会
   ○ 研修内容 「ロープを使った岩稜帯の歩行/登攀」
          09:00   開講式(駐車場)~岩場移動         
          10:00   研修 *天候や会場の状況によっては変更します  
                 ロープを使っての岩稜帯歩行/登攀
                 支点構築 確保技術 懸垂下降等 
          15:00   閉講式~解散



                                 
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   ○装備   昼食・筆記具・指導員証・日帰り登山装備・登攀装備
         (登山靴/ハーネス/ロックカラビナ3枚/カラビナ3枚
         スリング(短長6本)確保器/下降器/ヘルメット/手袋
         クライミングシューズ/その他)
   ○参加資格 *山岳保険(登攀・冬期)加入が必修条件
         滋賀県山岳連盟の山岳指導員、所属山岳会/団体の会員
         各種団体の推薦を受けた者、一般(岳連非会員)
        (一般参加者は参加審査致します。事情によっては参加をお断りする
         場合があります)
   ○申込先  滋賀岳連 指導委員会  担当 大越久嘉 
            〒529-1151 彦根市楡町544-1
              tel 090-8480-3250  fax 0749-25-3916
              mail bigover@mac.com
   ○締め切り 2014年5月14日まで(先着15名で締め切ります)
   ○申し込み方法
         下記必要事項を記載し、メールかファクス/郵送にて申し込み下さい。
         *申込書(データ)は個人情報保護法に従います
   ○その他 
     ・参加者には必要に応じて、一斉メール等で諸連絡を行います。 
     ・荒天等により中止する場合は、前日までに委員会より連絡致します。
       ・この研修会は危険行動を伴う研修内容を含みます。主催者は安全には 
      配慮しますが、不慮の事態や自然等の外的要因のため傷害事故や生命
      に危機をもたらす事象が起こる可能性もあります。またこうした事象
      に対しての出費等は各自の保険等で自己負担でお願いします。
      それを認知した上で参加の申込をお願い致します。
           
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滋賀県山岳連盟 山岳指導員研修会 兼 山岳技術研修会(無雪期)
参加申し込み

   氏名           性別         生まれた年
   住所
   電話                携帯電話
緊急連絡先
資格/所属  * 指導員資格の有無及び更新の為の受講かを記載下さい
       * 所属山岳会・団体名等を記載下さい


山岳保険(会社名/種類)
研修会参加に当たっての要望等





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『岳連山塾』山行の記録・報告
(第10回 冬期山行)

目的 積雪のある深山に入り、登山の総合力を研修する
主催 滋賀県山岳連盟       主管 指導委員会
    リーダー 滋賀岳連指導委員会及びフォロースタッフ
日時 2014年3月1日~2日 日数 2日間(山中でテント泊)
場所 長浜市高山町 金糞岳(花房尾根~白倉岳経由)
    集合 ローソン長浜インター店 駐車場(長浜IC東) am6:00  
対象 ・冬山登山を学びたい方
   ・冬山でのテント泊を体験したい方
   ・冬期登山を志向したい方
   ・この研修をお手伝い頂ける方
   ・等々
研修内容 
   ・読図、ルートファインディング、ラッセル等雪山の登山技術
   ・テント設営、冬期生活技術
   ・自然からのリスク管理/防御技術
   ・登山パーティのあり方 
参加者 5名(滋賀岳連会員)
行程 3/1(土)曇りのち雨
    06:00  集合 ローソン長浜インター店 駐車場(長浜IC東)
       06:30  長浜市高山町高山キャンプ場付近駐車
             開講式/オリエンテーション/装備分担
    07:00  高山キャンプ場入山(290m)~花房尾根~奥山(1056m)~
    13:30    1060m付近でBC設営(幕営泊)

    3/2(日)曇り時々晴れ
     02:30  起床
     05:00  BC出発~花房尾根~八草出合~
     08:00  白倉岳(1270m)~
     09:00  金糞岳(1317m)~花房尾根往路下降~BC
     12:30  BC撤収~花房尾根往路下降~
     15:45  高山キャンプ場 下山 
     15:50  閉講式~解散 
トレース概念図  
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所感
一昨年から始まったこの【岳連山塾】も、今回10回を数える事となりました。
これまでは近郊の岩場や施設で、講習会的な研修を積み重ねてきました。
こんな中、参加メンバーでリピートされる方も多くなり、各々が回を重ねて登山技術を身に付けて来ました。
そのメンバーのうち今回岳連会員の5名が、この【岳連山塾】10の積雪期の金糞岳山行に挑み、さらに自らの登山力に磨きをかけました

目標の金糞岳へは、麓の高山キャンプ場より花房尾根に取り付き、白倉岳を経由してピークを目指しました。
その行程の間に、歩行技術やルートファインディングなど、雪山特有のその状況応じた技術・行動ノウハウを学びます。
合わせて、下界から隔絶された中間部の尾根にベースキャンプを設け、テント泊して冬期登山における生活技術もしっかり研修します。
また、この長大でタフな尾根ルートを攻略するために、体力を維持分散しながら行程を踏み、安全に目的山行を完登する事もこの山行のテーマでもありました。
そのための水分・エネルギー補給であり、今回はその重要性を身を以て知って頂けたかと思います。

想定していた積雪が今冬は例年より少なく、雪にまみれた山行が出来なかった事は残念でしたが、心配していた天候の大きな崩れはなく、ほぼ計画通りの行程を辿って、無事この研修を終える事が出来ました。
そして、何よりも参加メンバー全員が協力しあって、滋賀第二の高峰である金糞岳に冬期登頂出来た事は、参加メンバーのみならず、この【岳連山塾】にとっても大きな成果であったと思います。
そして改めて、参加者及び関係者の方々に対し感謝致します。
皆様お疲れ様でした。
記;指導委員長 大越


山行写真

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高山キャンプ場より入山

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花房尾根の登高

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中間部「奥山1056m」よりの白倉岳と金糞岳

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BCでツェルト張りの研修

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幻想的な金糞岳山塊

イメージ 7
登頂した金糞岳より
白倉岳を望む

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